アトピー性皮膚炎

当院で様々な患者さんを施術させて頂いてきて感じることは、
『短期間に治療回数を多くして治そう』と思うよりも、
季節ごとの春・夏・秋・冬と体調を崩しやすい季節の変わり目に行う
数回の施術の方が結果的には
治療回数は少なくすむようです。

季節ごとのからだの状態を整えてゆくこと(自然との調和)が
からだ本来の快復につながります。

 

『アトピー性皮膚炎と季節ごとの治療』

 体質改善や慢性病は、

その時の季節ごとに合わせた治療をしてゆかなくては、なりません。

 例えば、アトピー性皮膚炎の赤みがある状態から『湿熱 風熱』を取り除いてゆくと、
赤みが引いてきて、皮膚のごわごわした硬い感じの状態から、次第に柔らかい通常の皮膚の状態に変わってきます。

 それと同時に本来の隠れていた冷えが出てきます。

 

 (いまこの文章を書いている現在は、秋です。 2014年9月22日。

今年は8月の下旬あたりからの8月の真夏の暑さからいきなりかなり気温が下がり、当院の温度計では二十三度や一度という日がいきなりきて、その後9月の残暑は全くといってないほど通常の10月下旬のさわやかな乾燥した秋の季節になってしまいました。)

 患者さんには8月はまだ暑かったので、まずアトピー性皮膚炎の痒さの元の熱を抜くために
ごくごく軽い接触鍼や散鍼を繰り返してゆき、患者さんごとに異なるそのときの状態に合わせた本治法を行います。

(暑い季節に熱を抜くのは身体には負担になりにくい「順」の治療です。)

 また合穴を中心に日頃の食生活により、胃腸に溜まったものを抜いてゆきます。

 夏の蒸し暑い季節に溜まった体内の熱の多い湿気を抜いてゆきます。

 


井穴や八邪八風穴からもアトピー性皮膚炎の出ている手の邪を抜いてゆきます。

 いきなり9月になって肌寒く感じる夜の気候になったので、

 皮膚が表寒にやられて発汗ができなくなる『風寒束肺』 主に太陽病も積もりの方も多くなりました。

 自ずと『水』が抜けないので、浮腫みが増します。

 9月の中旬頃には女性の足の浮腫みがある人が増えました。

 それまでの季節の夏は、暑いので発汗が多く自動的に『水』は抜けますが、

 表寒に襲われ発汗できないところがからだの部分々に出てきます。

はじめのうちは湿度もかなり低下したので発汗できなくてもそれほど浮腫みは出ない、

未病の段階ですが、次第に皮膚表面の発汗できないところが増えたり、からだの水の排泄機能が低下している内臓の状態に進むと足が浮腫み出します。

 

 大概は足から下半身に冷えが入ります。

 ここ最近では足に浮腫みが出る方が多くなりました。

 頭は汗をかいているのに、足は発汗していないという状態の方が多くなってきている方が多くなりました。

 

 

 

 アトピー性皮膚炎の
全ての治療過程において必要なのは一連の皮膚刺激を与えてあげること。
(または気功による体表から離れた表邪を払ったりします。)


『肺の働きを能くしてあげることが第一です』

昔から漢方的にはよく「乾布摩擦をすると風邪を引きにくい」というのは、

皮膚に刺激を与えてあげることで肺を丈夫にするということです。

 

なでたり、擦る(さする)という施術法は、皮膚の知覚神経のうちもっとも早く伝わる神経です。

是非、できるだけ御自身でも自宅で軽く優しくなでる程度の刺激のマッサージ実践してみてください。

 

 

実際の施術ではゴシゴシ皮膚をこするというようなことはしません。

鍼やお灸というもので気の流れを調えるためですので、

ごくごく軽い刺激で十分なのです。

 

 

 皮膚にごくごく軽く、ミルフィユのような細かな襞(ヒダ)状になってしまっている皮膚を優しく伸ばしてゆくような、(丁寧にアイロンを掛けるようにと表現する先生もいらっしゃいます)施術を行うと皮膚が汗ばんできて水毒が抜けます。

 また、

 皮膚に施術者の手を軽く圧着させて皮膚をズラさずに、前後や左右に早く動かしたりして
ごくごく軽い振動を与えるように振動覚にアプローチする施術を行ったりします。
叩打法というからだを叩く治療法も一種の振動覚にリズムよくアプローチする方法です。

 

この方法は、

 腱(靭帯)部分にこの振動覚アプローチを行うと筋がかなり早く緩みます。

 腱反射も叩打法なので振動覚が主体ではないかと思います。

 そして、叩打法や圧着して揺らしてあげる治法は、

 肘頭や膝蓋骨、外果、内果などの骨の出っ張り部分にもよく反応してくれます。

 

 ─ アトピー性皮膚炎の治癒段階の例 ─

1 熱が抜け手の浮腫みが少し治まる。
2 赤みが治まる。(手が白みが強くなる)
3 さらに水毒を抜いてゆく。 (浮腫み具合によります)

 

 秋が深まるにつれ、これから寒くなってくる季節。

 からだの余分な熱を抜いた分昨年より冷え症になった感じがするかもしれません。

 そろそろ。。。。

 本格的な冬に降り積もった寒えを抜くためには、これからが本番です。

 次第にお灸が多くなります<(_ _)>

 

 

 今回は、夏場から秋にかけてのアトピー性皮膚炎の治療について書いてみました。

 冬には冬の、春には春のからだに合わせた施術を行っています。

 

 

 『アトピー性皮膚炎、肌の状態を整えるための
水を使った後や日常の対策』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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