頭痛にも様々ありますが、最近エアコンの効いた室内で起こる冷えのぼせの頭痛が一般的に頭痛持ちではないが頭痛がするというときのものに多いです。(冷えのぼせが慢性化している方もいます)
その他、頭痛持ちではないのに今日は何故か頭痛がするというものには風邪(傷寒・しょうかん)による頭痛もあります。
◆頭痛
頭痛にも様々ありますが、最近エアコンの効いた室内で起こる冷えのぼせの頭痛が一般的に頭痛持ちではないが頭痛がするというときのものに多いです。(冷えのぼせが慢性化している方もいます)
その他、頭痛持ちではないのに今日は何故か頭痛がするというものには風邪(傷寒・しょうかん)による頭痛もあります。
・冷えのぼせの頭痛
まず頭痛がする時。足、とくに指先の冷たさを手で触って調べる。足が冷たい時にはその部分が温まれば頭痛はほぼ取れてきます。足の厥冷状態と頭部や顔面のほてりで、これが『冷えのぼせの頭痛』からだの上下の陰・陽の寒熱バランスの崩れで冷えのぼせの状態です。自分では気づかないことが多いです。
上(頭)にある余分な熱を本来あるはずの下(足)に引っぱってくる方法です。
・即効性が出やすい自分でできるお灸やマッサージ。
下腹部の丹田(関元、石門、気海)にお灸。
背中側、腰のツボ腎兪、志室、三焦兪などにお灸。
そして足部や足の指の冷えている部分を温められれば次第に脳の血流にも変化が出て次第に楽になってきます。
足の指先にある井穴といわれている爪の角付近のツボ、爪の周囲、爪のつけ根付近の皮膚の黒ずんでいるところ。指の先端などに米粒大または半米粒大、糸状に撚ったお灸をします。通常、冷えているので全く熱さを感じないのがほとんどです(それほどに知覚異常、温度感覚の消失が起きている皮膚の部分です)直接灸をやるのが難しいようなら、せんねん灸のような点灸でも効果は少なくなりますが、やり方次第では効果が出せます。
・熱さを感じないところを見つけるコツ
見た目で皮膚が凹のところです。鍼灸では『虚のツボ』といったりしますが、このような広い面の治療のときは、経脈という本流のラインから支流の絡脈まで冷えが拡がっていますから、本流上(経脈上)にある定位のツボより絡脈という支流まで冷えの邪が入っているとて考えて、とにかく皮膚の凹のところに直接お灸をする。冷えているほど熱さを感じません。逆に凸のところは熱いことがほとんどです。
お灸は「熱くない時は熱くなるまで」「熱い時は熱くなくなるまで」という大まかな目安が昔から云われています。
全く熱さを感じない部分(ここがツボ!)に熱さが「チクッと」感じられるまでの壮数をおこないます。熱さが感じられると何となくすぐには足自体は温まりませんが、自分の足の感じが戻ったように感じられます。
実際は自律神経の反射は少しタイムラグがあると言われていて、30分~1時間後くらいには自律神経を通じた血管の反射などが起こり、その頃には足も温まり、足が温まると頭痛はなくなっています。
これは皮膚表面の知覚神経と筋肉などの深い部分の知覚神経の伝達速度の違いによって、皮膚表面の知覚神経の伝達はとても早く反射が起こることが知られています。
もう少しこの反射を早く起こすには皮膚の擦ったり、摩ったりする軽い刺激の皮膚反射を利用すると、即効性が高められます。お灸の前後に足全体や指の細かなところをよくさすって知覚鈍麻になっているところを思い出させてあげるようにします。強く揉んでは皮膚反射は遮断されてしまうのでなるべく赤ちゃんをさするような感じで優しく足を包み込むようにさすってあげて下さい。
古来より按摩─なでる、さする、みがくという言葉は皮膚の早い反射を利用した人間本来がもつ自然治癒力の発動を促す治療法です。是非是非足のヒフも日頃の疲れを取ってあげるように自分の手で優しく磨いてあげるといいですね^^。