五十肩・肩関節痛

 五十肩の痛みは炎症期の激痛は大変強い痛みです。
しかし、炎症期が過ぎて一旦収まると、ほとんど痛みがなくなり、
その後よくなってしまう方と、その炎症から関節の組織が硬化してゆき、
石灰化といわれる状態となってしまう方がいます。

 

◆肩の痛み、五十肩(四十肩)、フローズンショルダー

 

五十肩の炎症が治まりその後にほとんど後遺症もなく、よくなられる方も多いのですが、
しばらく後に動かしたときがきっかけに再び激痛が起こり、
寝返りが打てず、眠れないほどの痛みに襲われることもあります。

そのような炎症期と症状が軽くなる寛解期を繰り返し、次第に関節の動きの範囲が
狭くなり、痛みはほとんど感じず、肩の関節だけが固まってしまい挙がらなくなる状態

になってしまう方もおられます。

西洋医学では、更年期(四十歳代や五十歳代)になってよく起こることもあり、
加齢により、ホルモンバランスや内分泌系の代謝の低下などによって起こるともいわれ

ており、治療法としては、炎症期が激しい時には一時的に服薬をして痛み治めながら、

寛解期に運動療法(アイロン体操など)により、無理をせず可動域を少しずつ拡げてゆく

リハビリ療法等が行われたりします。

東洋医学でみますと、関節・筋肉や神経はもちろんですが、からだ全体のバランスをみ

ながらの治療となります。

当院でのよくみられる五十肩様の肩の痛みや関節障害は、関節や筋肉に問題を起こすさ

らなる原因となっているものは何か?というからだの見方でみてゆきます。

肩関節と股関節は胴体(体幹)の上下の対角線上の動きの連動をしています。

痛みのある肩関節にももちろんハリや灸も行いますが、からだのバランスを考えた、
股関節、さらにその土台の膝(また膝と肘は連動しています)、足首(足首と手首も同様

です)と原因となっている箇所をみてゆくと、内臓の弱っている部分と重なってきます。
その方により様々なのですが、長年の胃や小腸の疲れ、少し病が深くなるとすい臓(脾)

の疲れ、心臓、肝臓などの影響が筋力に影響を与え、バランスを崩して肩の細かな筋肉

の連動性が崩れてしまった状態です。

内臓の働きとはあまり関連がなく、関節や筋肉単独的な状態のものもみられますが、そ

の場合は、寒え(風寒湿)が主原因なので、数回の火鍼やお灸(自宅灸でも可)の施術でよ

くなることが多いです(発症してからも一年、二年のもの位でしたら)
数年経ってしまったものや肩の可動域がかなり低下したもの、内臓の機能低下との関わ

りが深いものほど可動域を少しずつ拡げてゆくので時間が掛かってしまいます。


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自宅でできる簡単な方法は、痛みのある肩の動きを意識するよりも、
肩と最も連動している股関節の動きの幅を拡げることからはじめてみてください。
(肩の関節の動きの左右差があれば、対角線上にある反対の股関節にも
動きの悪さや痛みがあるのが普通です)

伸脚運動やうんこ座りのストレッチ運動をして股関節から内・外の腿(ふともも)(内転筋

、外転筋)、裏モモ(ハムストリング)、などを朝と夜にストレッチしてあげることを1

ヶ月くらい続けるだけで背骨の柔軟性が出てきますので、かなり肩の可動域が拡がり痛

みも少しずつ改善してゆきます。

このとき順番が重要です。
いくつかのパターンがありますが、まず、

痛みの無い側の股関節(やりやすい側)からはじめて、
その次に痛みの無い側の肩を動きやすい方向を探すように動かして可動域を拡げる。
その次に反対側の股関節を同様に痛みの無い動きを探して最も柔軟な方向を探しながら

動きの範囲を拡げてゆきます。

最後に痛みのある肩をゆっくりと、
痛みの出ない方向をどんどん拡げてゆくように動かします。


痛みがあったら無理をせずです。


その時はまだ股関節やその他の膝と肘の関連や手首、
その他手足の指との関連がありますので肩だけではなかなか難しい状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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